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2010/05/10

「ちょっと困った人」かどうかが気になる人のための『発達障害に気づかない大人たち』

「ちょっと困った人」かどうかが気になる人のための『発達障害に気づかない大人たち』


発達障害に気づかない大人たち

では注意欠陥・多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群(AS)など、知能が高く学業が優秀であっても顕在化する発達障害について多く触れています。
この本が示すADHDやASの特徴を読めば読むほど、発達障害を抱えている大人のことが理解できます。

序章16~17ページでは大人の発達障害を疑ってみる必要がある「ちょっと困った人」の傾向を、こう羅列しています。

物事の優先順位が分からない
やるべきことを先延ばしにする
仕事のミスが多い
時間に遅れる
約束を守らない
忘れ物が多い
人の話を聞かない
人の気持ちが分からない
人付き合いがうまくできない
場の空気が読めない
キレやすい
落ち着きがない
後先考えずに行動する
片づけられない......。

発達障害はなんらかの理由で脳の発達がアンバランスになり、社会性や感情のコントロールを欠いた状態であると考えられています。
障害の種類によっては知能の遅れを伴わないため、成績が優秀であるほど、あの子はちょっと変わっているが頭がいいから大丈夫だろうと、発達障害による問題点を大人になるまで見過ごされていることが多いのです。
(一見普通に見えますが、行動や言動、態度から発達障害とわかります)

社会に出ると、社内の上司や同僚、社外のクライアント、彼女や妻あるいはその親類、公的書類を提出する役所の公務員など、さまざまな人たちと交流しなければならくなります。
そこで社会性のなさが露呈しダメなやつの烙印を押され、大人の発達障害が露見することが多いのです。

発達障害者が仕事をこなしていくには職場と家族の理解、サポートが必要とされています。

 発達障害に気づかない大人たち

第2章で提示されているADHDの特徴を、言動、行動とともに箇条書きにしてみよう。

・多動(運動過多)──いつも落ち着きがなくソワソワしている
・不注意(注意散漫)──気が散りやすく、集中できない
・衝動性──後先考えずに思いつきで行動してしまう
・仕事の先延ばし傾向・業績不振──期限が守れず、仕事がたまる
・感情の不安定性──「大きくなった子ども」たち
・低いストレス耐性──心配と不安が感情の暴発を招く
・対人スキル・社会性の未熟──空気が読めず、人の話が聞けない
・低い自己評価と自尊心──マイナス思考と募る劣等感
・新奇追究傾向と独創性──飽きっぽく一つのことが長続きしない
・整理整頓ができず、忘れ物が多い──仕事はできるが家事は不得手
・計画性がなく、管理が不得手──低すぎる「生活の技術」
・事故を起こしやすい傾向──「ジャイアン型」が危ない
・睡眠障害と昼間の居眠り──寝ていても起こる睡眠不足
・習癖──男性に多いチック症、女性に多い抜毛癖
・依存症や嗜癖行動に走りやすい──「自己投薬」したがる脳
・のめり込みとマニアックな傾向──男性に多い過集中とこだわり傾向

頭の中で考えていることをうまく言葉で表現できない
感謝、反省、共感などの気持ちをうまく表現できない
人に助けを求めたり、要求を断ることができない

あなたの周りにはこんな大人はいませんか?

インターネットに潜む「人間関係の距離感のない人たち」
荒らし行為をやめない人たち

悩んだら相談してみて
占い師 宮里砂智子

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