犯罪占星術コラム 川崎殺傷事件 川崎登戸通り魔事件

犯罪占星術コラム 川崎殺傷事件 川崎登戸通り魔事件

事件概要
2019年5月２８日午前７時４５分ごろ、川崎市多摩区登戸新町で「路上で小学生が刺された」と１１９番通報があった。
神奈川県警によると、小学６年生の女児と３９歳の男性が死亡、十数人が負傷し、小学生２人と４０代の女性の計３人が重傷。
負傷者のうち、１０人ほどが小学生の女児という。（朝日新聞より）
東京都内に住む小学６年生の栗林華子さん（11）と外務省職員の小山智史さん（39）が死亡したほか、18人が重軽傷。

事件が起きたのは午前７時４１分頃。
犯人はカリタス小学校のスクールバス停に子供を送りに来た
父親の背中を両手に持っていた柳刃包丁で刺し、小学生の集まるバス停で包丁を振り回し殺傷。
バスの運転手が異常に気づき、警棒を持って追いかけると市営バス停付近で犯人は首を刺し自殺。
救急搬送先の聖マリアンナ医科大学病院で午前10時38分頃死亡。（病院発表）
残されたバッグには他に新たな包丁が2本見つかっている。
（NHKのニュース映像より）
包丁はどれも自宅から持ち出したものではなく
新たに購入されたもの。
東京都内など別々の店で購入していることがわかっている。
犯人は所持品の保険証から川崎市麻生区多摩美に住む岩崎隆一 51才と判明。
伯父伯母（叔父が父親の兄）と住んでおり、現在の住所には30年以上前から住んでいる。
映像から古い一戸建てで、近所の人は1年中雨戸が閉まっているという。
部屋には包丁4本分の包装や大量殺人・猟奇殺人を特集する古い雑誌があった。
携帯電話やスマートホン、パソコンなどは無かった。
電車に乗り、登戸駅で降りた後
1本裏の道を歩きながら黒い手袋をはめ
包丁を取り出す様子が防犯カメラに写っている。
事件の4日前に事件が起きた登戸駅付近、事件が起きた時間帯に
防犯カメラに映っていたことから
用意周到にしており計画的な犯行だったのだろう。
ポケットには逃走用資金と思われる
10万円が入っていた。

地元選出の市議は最近、この地域は不審者情報も多く、防犯カメラの設置を市に要請していた。
（朝日新聞より）

岩崎隆一の生い立ちなど
幼い頃に両親が離婚
叔父叔母に引き取られ、地元の小中学校に通った。
その頃は同居するいとこと遊ぶ様子を見かけたが
大人になってからはほとんど姿を見なくなった

普段はおとなしいが学校で暴れたことがある
同級生を鉛筆で刺し今でも芯が残っている
（小学校の同級生の証言）

中学生の頃
おとなしい印象だけが残っているという。
乱暴な様子もなく、クラスでは目立たない存在だった。
卒業後の同窓会に顔を出すこともなく、接点はなかった。
薄ら笑いを浮かべていて
近寄りがたい、話しかけにくい。
（同級生）
落ち着きがなかったという話も。
（担任）

少しでも犯人と相手が違うと否定
相手が怒ると相手より輪をかけて怒っていた
他人と同調しているところを見たことがない
（中学卒業後、職業訓練校の同期生）

2018年、女性宅から道路にはみ出していた
木の枝にぶつかったとして
早朝に文句を言いに来たことがあった。
対応した夫に、終始怒鳴り続けていた。
犯罪前に道で会った時は
犯人から挨拶をしたので驚いた。
（近所の人）

そうした性格から
周囲の人はほとんど関わらない
機能不全家族だった

30年前に町田市で麻雀店で働いていたが
辞めた後は
長期間 ひきこもり（無職）だった。
2016年頃から伯父伯母は高齢のため
介護ヘルパーを入れることで
岩崎隆一を刺激しないかと川崎市に相談したが
本人を尊重し刺激しないようにと
アドバイスを受けた。
犯人は掃除・洗濯をしているのに
ひきこもりとはなんだと怒ったと言う。
料理や洗濯もしているので
ひきこもりではない、と。
夜どこかへ出かけ朝に帰宅する生活をしていた。
仕事はしていないので
ひきこもりなのだが本人の解釈が違っていたようだ。

ひきこもり の定義
厚生労働省サイトの「ひきこもり対策推進事業」欄の参考資料より

「様々な要因の結果として社会的参加（義務教育を含む就学、非常勤を含む就労、家庭外の交友など）を回避し、原則的に6カ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態（他者と交わらない形での外出をしていてもよい）を指す現象概念」
内閣府は2019年3月末、40～64歳のひきこもり状態の人が全国に61.3万人いる、との推計を公表

伯父伯母は小遣いをあげたり
食事を部屋の前に置いていたりしていた。
叔父叔母から相談を受けた川崎市関係者は
相談がなくなって以降、何があったのかは分からないが、
自分を養っていた伯父らが訪問看護を受け始めたことで
『この生活は長く続かない』という現実に
気づいてしまったのかもしれない」と推測した。

伯父伯母の子供がカリタス学園のOBで
ここが事件の接点ではないか、とも言われている。
周囲にはカリタス小学校に通学する子どもが多く住んでいた。
自身は公立小中学校で比べていたのかもしれない。

環境の変化を感じ
事件を起こしてしまう無職ひきこもりは多い。
親が病気になり生活が立ち行かなくなると知った
無職ひきこもりが、親を殺してしまった事件もある。

ホロスコープは事件発生の日時で
場所はスクールバス停付近の
ファミリーマート（コンビニ）で設定。
アセンダント　蟹座20度 セレナーデを歌うゴンドラ乗り
ゴンドラ乗りはセレナーデを歌い
観光客を楽しませてくれます。
人物像は温和で優しく笑顔を絶やしませんが
仕事や人間関係の狭間でリラックスできない人。
問題はここにあるようです。

怒りのあるところ。
火星は蟹座で12室。
月、海王星と90度。
月と海王星は魚座で0度。
不満を我慢し内面に怒りを溜め込んでいた様子。
社会に対して恨みを持っていたようです。
何かのきっかけがあって事件に発展。

感情のありか
感受性が強く
周囲の人々の感情や雰囲気を
すばやく感じ取ります。
自身がよく思われていないことを
感じていたのでしょう。
（月と海王星が0度）
周囲から中傷を受けていました。
またトラブルを抱えていたことも。
社会的な責任に対してルーズになっていたことも
トラブルを招いたり周囲に迷惑をかけていたようです。
（月と水星が90度　月と木星が90度）

こうした事件を犯罪心理学では
拡大自殺 と言うそうです。

拡大自殺 とは
精神医学用語であり、「自分はもうダメだ」と人生に絶望して自殺願望を抱いた人が
「1人で死ぬのは嫌だ」「自殺するのは怖い」という理由から、他人を道連れに無理心中を図る行為を指す。

事件にも共通するのは、うまくいかない自分の人生に嫌気が差していること。
その背景には、長期間にわたる欲求不満や孤立がある。
さらに、失職や別離、経済的損失や困窮などの喪失体験に直面し、本人が「自分の人生はもう終わりだ」と思い詰めた末に、「拡大自殺」への傾斜を深める。

似たような事件に
池田小殺傷事件（2001年6月）
月や火星と他の惑星のアスペクトが
良くないことは事件の引き金になることが多いですが
他にも水星や冥王星が関わっていますね。
浜松バスジャック事件（2011年）や 池袋の通り魔事件（1999年）
取手駅西口バス通り魔事件（2011年2月）などを見ていると
違いもさることながら
社会に対して、自分自身へのストレスやコンプレックスが
よく出ているな、と思いました。

今回の事件は8050問題にも直結しており
今後も増えていくでしょう。
8050問題とは親が80代、50代の無職引きこもりの子供を抱えた
家族の問題。
親は高齢、子供は無職引きこもりで
様々な問題が起きています。

川崎殺傷事件後は自治体のひきこもり支援センターや
NPOなどに相談の電話が増えているそうです。

川崎殺傷事件をきっかけに
我が子の行く末を心配し
殺人事件に発展したり（元農水省事務次官が息子を殺害）
ひきこもりの当人が
家族を包丁で刺し自殺する（福岡）という事件も起きています。

ひきこもりの子どもの将来
ひきこもりやニートが中高年になると生きていけなくなる
占いコラム ニートを占う

岩崎隆一の性格
生年月日が判明したので
占ってみました。
幼少期に複雑な家庭、家族形成。
これは両親が離婚し伯父伯母夫婦に
引き取られていますが
祖父母が家族の中で絶対的な権限があり
両親の離婚やその後の養育も
厳しく育てられたようです。
感受性が強い性格に
不満がたまると爆発しやすい
意思の赴くまま行動するところがあり
常識から外れることがある。
損することを嫌い自己保身が強く
小心で利己的。
そのために周囲から孤立、トラブルメーカー。

岩崎隆一容疑者を始め
殺人事件、殺傷事件を起こしている
宅間守（附属池田小殺傷）
加藤智大（秋葉原通り魔）
白石隆浩（座間殺傷）
青葉真司（京アニ放火）
A（ネットストーカー 犯罪予備軍 ひきこもり腹違い弟を抱えた独身50代 病気の親90代の8050問題）
J.N (ネットストーカー 風説の流布 中国の一部地域に渡航禁止 50代)
すべてにおいて共通していることは
行動が常識を逸脱している
意思の赴くまま手段を選ばず行動する
感情的に激しく衝動的
忍耐力に欠けるため
不満がたまると爆発しやすい
母親や家庭内にトラブルがある
家庭生活には不向き
（月が火星、海王星とアスペクトを取っている
太陽と水星が0度または接近）

神奈川県警が2019年9月2日、殺人と殺人未遂、銃刀法違反の容疑で、現場で自殺した岩崎隆一容疑者（５１）＝写真＝を被疑者死亡のまま書類送検する方針を固めたことが分かった。捜査関係者によると、カリタス小を計画的に狙った可能性が高いことが外形的に判明したが、明確な接点や動機は捜査では浮かばなかった。
横浜地検は2019年11月８日、現場で自殺し、殺人と殺人未遂などの疑いで書類送検された岩崎隆一容疑者（５１）を容疑者死亡で不起訴処分にした。

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