犯罪占星術コラム 京都アニメーション放火殺人事件
京都市消防局によりますと、2019年7月18日午前10時半過ぎ、京都府宇治市に本社があるアニメーション製作会社「京都アニメーション」の、京都市伏見区にある第一スタジオ(京都市伏見区桃山町因幡15)で火災が起きた。
消防によりますと、けが人が複数出ているということで、このうち7人から8人ほどが大けがをしているという情報。
消防によりますと、近くに住む住民からは「建物1階から爆発音がして煙があがっている」と通報があった。
京都府警察本部によりますと、京都アニメーションで起きた火災について、男がガソリンのような液体をまいた。
男の身柄はすでに確保。
京都アニメーションのホームページによりますと、この会社は昭和56年創業で、京都府宇治市に本社があり、アニメーションの制作やグッズの販売、それにアニメーションを作るスタッフの養成などを手がけている。
京都市伏見区には、「第1スタジオ」といわれる施設がある。
確保されたところを見た人は
犯人はでっぷりと太った腹。
ずっと恨みつらみごとを言っていた。
不平不満、不服・・・
「パクりやがって(小説を盗んだから)
社長を出せ、出てこい」と話していた。
京アニ大賞に投稿した作品。
長編、短編の学園ものを複数。
形式が則っておらず
一次審査から漏れていた。
少なくとも2点以上の応募があり
応募作品はいずれも、学園ものが多い京アニ作品を意識したような小説で、意味不明な内容ではない。
作品との類似点はなく
一方的に恨みをつのらせたものと思われる。
警官は「チャッカマンはどうした」と聞いていた。
確保された時、両腕はやけどで皮がめくれて
逃走時、足にも火がついており水をかけられてた。
右足は裸足、左足は靴下が破れていた。
足胸腕顔に重症の火傷をおい意識不明の重体。
リュック 手提げバッグ ハンマー
台車 携行缶 刃物(包丁 手提げ袋に5本 台車の脇に1本)
少額の所持金(クレジットカード無し)が現場に残されていた。
捜査関係者などによると、生活拠点のあるさいたま市から京都市に入った後、2019年7月16日にJR京都駅近くのインターネットカフェを約2時間利用した。
料金は千円程度。
社長は数年前から死ねや殺人(予告)の件名の無いメールが何度か届いていた。
作品を作るたびに、この表現がおかしい、話が変だという
クレームがあったという。
その都度、弁護士と相談し真摯に対応していたが・・・(八田社長)
放火の30分前にセルフガソリンスタンドで
20リットルの携行缶2つでガソリンを買い
手押し車で運んでいる男性が確認されている。
バケツのようなもので液体を撒いている。
(ニュースソース NHK)
死ね!と言って犯人は火をつけた。
(京アニの従業員の証言 民放)
普段は専用のカードがないと入れないが、この日は朝から、社外の人も参加する会議があり(NHKの取材もあるため)、システムを解除していた(八田社長)
犯人は従業員でもない、元従業員でもない。
(民放)
放火をしたのは持っていた免許証から
41歳の男 以前埼玉県さいたま市浦和区に住んでおり
住所不定無職。
死亡34名という平成以降最悪の放火事件になった。
(後日病院で亡くなった1名で34人)
建物の構造上の理由もあった。
火をつけた場所は螺旋階段近くの入り口。
螺旋階段が煙突の役目をし
さらにフロアには仕切りが少なく
ガソリンの引火で火の周りが速かったとみられる。
ほとんどの人は3階から屋上への階段で折り重なるように倒れており
あと一歩外へ出ることができなかった。
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時系列まとめ
金融機関から現金5万円を引き出す。
(事件のための資金?)
2019年7月15日 新幹線で京都へ。
着いてすぐにスタジオや本社の周辺を巡る。
7月16日 JR京都駅近くのインターネットカフェを利用。
(1000円程度使用)
情報収集をしていたと見られる。
響け!ユーフォニアム 聖地巡礼
現場を下見。
7月15,16日は
ICカードを使わず切符を購入し移動。
京都市内のホテルに宿泊。
7月17日
火災現場から南5キロ先のホームセンターで
数回に分けて携行缶、台車、ライターを購入。
(1万円程度使用)
現場の下見は徒歩で。
7月17日には携行缶を台車で運びながら
黒いリュックを背負い
赤いTシャツ、Gパン姿で
2019年7月17日の午後2時半頃
ホームセンターから北に4キロほど行った
「京都アニメーション」の宇治市の本社近くの
防犯カメラに映っている。
第一、第二スタジオ近くの防犯カメラにも。
近くの公園で赤い携行缶の近く
犯人がベンチで寝ているところを
事件前に目撃されている。
携行缶のダンボール
着火剤のパッケージなどが
捨てられていた。
2019年7月18日
事件発生30分前(午前10時頃)
ガソリンスタンドでガソリンを買い
(発電機用にと伝えて購入)
手押し車で運ぶ
床にまくため、携行缶からバケツのようなものに
入れ替える
事件発生(午前10時半頃)
玄関からいきなり入ってきて
(警備システムは会議のため解除されていた)
バケツのようなもので従業員数人にガソリンをかけ
残ったガソリンを床にまき
死ねと言って火をつける
火災発生から5分後 (午前10時35分頃)
放火後逃走。
社員が犯人を追いかける。
火災現場から100メートル離れた
住宅地に犯人が倒れていて
警察が確保
全身火傷の重体
火災は7時間後に鎮火
3階建ての建物ほぼすべて全焼
現場検証
ガソリンを入れたポリバケツの破片と
チャッカマンの一部が残っていた。
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犯行後、犯人の部屋には
響け!ユーフォニアム 関連のグッズや映画のチケット
破損した大型のスピーカー
パソコン スマートホン複数台
原稿用紙 などを押収。
部屋はスピーカーを始め
破損してたものが散乱しており暴れたような跡があった。
2019年7月19日 犯人の実名は逮捕はしていないが
事態を重くみて公表された。
犯人は
数ヶ月前に自宅で深夜、大音量で音楽(ゲームのBGMのような)を聴き
近所の人から通報を受けている。
通報された際に うるせぇ 殺すぞ 関係ねぇ こっちは余裕ねぇんだよ
と叫んでいた。
精神障害があり、訪問看護を受けており、生活保護も。
男は以前茨城県内に住んでいて、7年前の2012年には
茨城県坂東市でコンビニエンスストアに押し入り現金を奪ったとして
強盗などの疑いで逮捕・起訴され懲役3年6か月の実刑判決を受けていました。
2006年には下着の窃盗容疑で逮捕
実刑判決を受けている
青葉容疑者は部屋の中で寝ていて、そのまま起こされて警察に連行された。
事件の後にアパートの部屋を引き払う際には、それまで離れて暮らしていた母親が家賃補填した。
(文春オンライン)
前科の事件概要
茨城県警境署は2012年6月20日、常総市鴻野山、無職、青葉真司容疑者(34)を強盗と銃刀法違反の疑いで逮捕した。
青葉容疑者は同日午前0時20分頃、坂東市弓田の「ココストア岩井弓田店」で、カウンターにいた男性店員(50)に包丁を突きつけて脅し、レジから現金2万1000円を奪った疑い。(読売)
刑務所を出所したあと、一時的に出所者を受け入れる施設で生活し、その後、現在のアパートに引っ越したとみられています。
関係者によりますと、男は生活保護を受けていて、精神的な疾患があるため訪問看護を受けることもあったということです。
また、去年とことし、近所の人との騒音トラブルで警察官が現場に出動していたということです。
警察によりますと、男は「京都アニメーション」に勤務した経歴はなく、関係性はわかっていないということです。
刑務所にいた時は違反を繰り返し
統合失調症 と診断されている。
【確保の男の隣人“トラブルも”】
41歳の男はさいたま市のアパートに住んでいました。
男の隣の部屋に住む40代の男性は、「男は2〜3年前に引っ越してきたと思う。
去年の夏、明け方に男の部屋からゲームかアニメのような音楽が大きな音で繰り返し流れる騒音トラブルがあったが、駆けつけた警察官が窓をたたいて呼んでも部屋から出てくる様子はなかった。
それ以降は大きなトラブルはなかったが、近所づきあいはなく、どういう人物なのかよくわからない」と話していました。
また、反対側の隣の部屋に住む20代の男性は、「数日前、ドアや部屋の壁をたたかれたので注意しに行くと、胸ぐらをつかまれて『お前には関係ない。こっちは余裕がないんだよ』と言われた。
話をしたのはその日が初めてだったが、以前から日常的にゲームの音楽がうるさかったので、警察に何度か通報したことがある」と話していました。
部屋からはBOSEのキャノンウーファー(一部破損)やバンドなどで使うような大きなスピーカーが押収されている。
コンビニ強盗当時、犯人を知る人物は
事件後、部屋に入ると汚部屋。
ハンマーがあり、壁を壊して穴が空いていた。
赤いパソコンがバリバリに壊されていた。
ほとんど会話をする人ではなかった。
家賃は数ヶ月滞納していた。
常総市に住んでいた時も
騒音はひどかった。
AM0時4分に毎日
目覚まし時計のアラームを
大音量で鳴らしていたことがあった。
コンビニ強盗の時も
放火事件の時も赤いシャツを着ている。
赤にこだわりがあるのかもしれない。
幼少期に両親が離婚。
父親と兄弟で暮らす。
貧困 転校
父親から虐待を受ける。
中学生の時は柔道部。
体が大きかった。
高校の同級生は
友達も少なかった。
不登校でほとんど学校には来なかった。
存在感が薄い。
平成7-10年は定時制高校に通いながら
昼間は埼玉県で非常勤。
定時制高校を皆勤で卒業。
自信を持っていた。
郵便物などを集めるメールボーイ。
外部委託になり、その後はコンビニ店員などを
職を点々としていた。
1999年タクシー運転手の父親が事故を起こし
その後、自殺。
一家離散。
犯人は 機能不全家族 でした。
機能不全家族の人は犯罪を犯すケースがとても多いと言われています。
秋葉原無差別殺人事件 川崎殺傷事件 座間9人殺害事件・・・
機能不全家族とは
ホロスコープは
日時場所は火災が起きて通報が入った時点で作成
特徴的なのは6h-12hのインターセプト
12hに天王星があること。
2,3-8室に惑星が集中。
サビアン 双子座5度 過激な雑誌
表現を少し変えることで人の反応が違うことに着目し、扇動的な雑誌を作ります。
自分の活動で誰かが動揺するのが面白く、センセーショナルな言葉を組み合わせて人の感情を煽ったりします。
この雑誌は特定の読者に向けてメッセージを伝えるというよりも、ひたすら人の心を煽るためだけに存在するのかもしれません。
退屈さには我慢ができず、気の向くままに行動するシンボルです。
この放火事件は33人が死亡、平成以降最悪になりました。
このニュースは世界でも伝えられました。
怒りのありか
火星は獅子座。月と180度、天王星と90度、木星と120度。
わだかまり、戸惑いと困惑が怒りに。
結論を急ぎたかったための放火。
放火は本人にとっては大胆な行動であり、勇気のある決断。
刺激に対する破壊的な行動。
心模様
月は天王星と90度、火星と180度、水星と180度、木星と60度。
周囲の人の顔色をうかがい反応に左右される、他人の視線を気にして落ち着きがない
短気、怒りっぽい、中庸がない、人がやらないようなことをやる
トラブルメーカー。
自分が成功できない、周囲からの誹謗中傷などに耐えきれず、誰もやらないようなことをやろうと思ったのではないか。
(公判では 自分の願望を邪魔する闇の存在に対抗するため と語っている。)
叶わなかった夢の実現(金星0度ノード)
コミュニケーションやコンタクトを取ろうとしたが(太陽0度水星 3室)
上手くいかず、抑制されていた問題を具現化。(土星0度冥王星)
インターセプトの6室蠍座、12室の天王星は
今後、会社の再建が長くなるであろうという未来への提示。
公園の計画もあったが
2023年7月 4年経過も
更地のままになっている。
テレビのコメントで心理学者が
川崎殺傷事件(ウィキペディアでの呼称)と似ている
(拡大自殺ではないか?)
小説をパクられたはあくまで表向きで
他に意図があったのでは、と言っていたので
共通点を調べてみる。
ノード180度冥王星がある。
そしてどちらも土星と冥王星は0度に近い。
月は9室。
冥王星とノードの180度は宿敵、憎み合った人との再会。
(闇の存在?)
土星と冥王星の0度は抑制された問題の現実化。
9室の月はあてどないもの、そしてMCに近く
多くの人との関わりの中で事件が起きていることを
暗示しています。
犯人は事件前にコンビニ強盗、下着泥棒などをしていた。
生年月日が判明したので
性格などを占ってみる。
刺激に対し興奮しやすく過激。
破壊的行動を起こす。
わざと刺激的破壊的なものを求め
事件事故に巻き込む。
(火星90度天王星)
信念を貫き通す。
(火星60度冥王星)
小心で利己的。
損することを嫌い、保身。
(太陽90度土星)
犯人 青葉真司41才は
2019年7月20日
より高度の治療ができる
大阪の近畿大学病院へ京都から移送された。
2019年7月27日 犯人宅を捜査。
京都アニメーション関連の商品 スマートホン(スマホ)
大きな音の出るスピーカー、原稿用紙などを押収。
京都アニメーションのお亡くなりになられた方々
今も治療を続けられている方々
被害にあわれた方々に祈りを。
事件の真相と解明ができることを
祈っています。
2019年11月8日、京都府警が病室で初めて1時間にわたり事情聴取を行ったことがわかった。
青葉容疑者は淡々と捜査員の質問に答え、
容疑を認めたうえで、「どうせ死刑になる」などと話していたという。
FNN Prime
多くの負傷者を出せそうだと思い
いちばん多くの人が働いている第1スタジオを狙った
埼玉の自宅を出る時から事件を起こすつもりで
犯行を邪魔する人がいたら襲うつもりだった
当日に複数の包丁を準備していたことを認め
(2018年6月18日 複数の刃物は大宮駅で無差別に人襲う計画で用意していたが
実行はしなかった)
どうせ死刑になる とも話した。
NHK
青葉容疑者は転院後、複数回の皮膚移植手術を重ね、
2019年8月上旬にはほぼ命に別条がない状態になった。
その後、寝たきりの状態が続いていたが、
2019年10月上旬までには座った状態でのリハビリを始めるまでに回復、会話もできるようになったという。
(2019年11月14日)現在は車いすに座れる程度まで回復し、今後は歩行訓練などが予定されている。
ただ、リハビリの成果は本人のやる気に左右される部分もあるが、青葉容疑者自身はリハビリに後ろ向きな面もみられるという。
青葉容疑者は2019年11月14日に転院した京都市内の病院でもリハビリを行う予定だが、逮捕状の執行には長期の勾留に耐えられるという医師の判断が前提で、捜査関係者によると、青葉容疑者の身柄を拘束する見通しはまだ立っていないという。
(産経ニュース)
「自宅を出るときから殺意があった」
「道に外れることをしてしまった」などと供述
2019年11月14日の事情聴取で (産経ニュース)
第一スタジオ取り壊し決定
放火で全焼した現場の第1スタジオを取り壊すことを決め、2019年11月25日以降、準備工事を始めることになり、2019年11月23日夕方には地元の住民を対象に、工事の説明会も行われました。
2019年内は工事に向けた足場組みやスタジオ内に残っているものの運び出しなどを行い、年明けの2020年1月上旬から4月下旬にかけて、建物本体の取り壊し作業が行われる予定です。
取り壊したあとのスタジオ跡地の活用については、まだ決まっていないということです。
第1スタジオについて、京都アニメーションの八田英明社長は2019年10月18日に開いた記者会見で、「大事な建物がああいう形で見えると本当に心が痛いです」と話し、取り壊す方針を示していました。(NHK)
2020年5月27日
警察は青葉真司容疑者(42)を事件から10か月余りがたった2020年5月27日、放火や殺人などの疑いで逮捕しました。
警察は27日朝、スタジオに押し入ってガソリンをまいて火をつけ多数の死傷者を出したとして、やけどの治療を受けていたさいたま市見沼区の無職、青葉真司容疑者(42)を放火や殺人などの疑いで、入院していた京都市の病院で逮捕しました。
身柄はその後、捜査本部が置かれている伏見警察署に移送され、体調を考慮して署内で京都地方検察庁への送検も行われる異例の手続きが取られました。
警察は午前11時すぎから会見を開き、青葉容疑者が調べに対し「間違いありません」と容疑を認め、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」などと供述していることを明らかにしました。
食事や歩行は1人ではできないものの容体は回復してきているということで、取り調べに対しても、落ち着いた態度で応じているということです。
事件から10か月余りがたっての逮捕については、複数の医師の意見などをもとに取り調べができるまで回復したと判断したことや、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されたことも考慮したとしています。
逮捕前の任意の事情聴取に対し青葉容疑者は「自分の小説を盗用されたから火をつけた」などと供述していて、警察は今後、平成以降、最も多くの犠牲者が出た殺人事件の詳細ないきさつについて捜査を進める方針です。
(NHK)
2020年5月28日
警察によりますと調べに対し容疑を認め、「ガソリンを使えば多くの人を殺せると思った」などと供述しているということです。
また捜査関係者によりますと、動機について「小説を盗用されたから火をつけた。会社に恨みがあった」などと供述したということです。
青葉容疑者は、逮捕前の任意の事情聴取に対しても同様の供述をしていましたが、会社側は否定し、これまでの捜査でも小説の盗用は確認されていないということです。
警察は青葉容疑者が会社に対して一方的に恨みを募らせたとみて捜査しています。(NHK)
起訴する方針 2020年12月10日
京都地検が殺人罪などで起訴する方針であることが2020年12月10日、捜査関係者への取材で分かった。
青葉容疑者は2020年5月に京都府警に逮捕され、地検は事件当時の精神状態を詳しく調べるため、2020年6月から鑑定留置を実施。
捜査関係者によると、鑑定医らの診断は刑事責任能力を問うことに問題はないとの内容とみられる。
鑑定留置期間は2020年12月月11日までの予定で、勾留期限は16日だった。
(共同通信)
放火殺人事件の裁判について
裁判所と検察、それに弁護側の三者協議の中で、2023年9月上旬から12月下旬の間に審理を行うとする案が示され、調整が進められている(NHK)
青葉真司被告(45)の弁護側が、公判で同被告の刑事責任能力を争う方針であることが
2023年6月10日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、京都地検は2023年6月10日、遺族らを対象に公判での審理計画などについて説明会を開催。
弁護側は、青葉被告が当時心神耗弱か心神喪失状態だったとして、刑事責任能力を争う方針だと説明した。
起訴内容については認めるとみられ、検察側は完全責任能力があったと主張する。
初公判は京都地裁で2023年9月5日に開かれ、判決は2024年1月25日に予定されている。
(時事通信)
2023年9月5日 初公判
冒頭陳述の要旨。
事件の背景
被告にとって起こすしかない事件だった。
被告の人生をもてあそぶ闇の勢力への対抗手段、反撃だった。
被告の話を十分聞いてほしい。
事件に至る経緯
被告は20歳から28歳までコンビニでアルバイトをしていた。
人間関係がうまくいかずに行き詰まり、気持ちが乱れるようになった。
その後に母親と暮らすようになり、工場で働き始めたが長続きしなかった。
家族と言い争ったり、家の壁に穴を開けたりして物に当たる生活だった。
31歳の時、京アニ作品に感銘を受けて小説を書き始めた。
インターネット掲示板で、有名なライトノベル編集者から「いいものを見せてくれたな」と言われ、京アニの監督もアドバイスをくれた。
自分の作品を監督にあげてもいいと書き込んだこともあるが、掲示板での関係は悪化していった。
監督の言葉から前科がばれている(2006年 下着を窃盗 実験判決)と感じて混乱した。
その結果、コンビニ強盗事件(2012年6月)を起こした。
服役中の刑務所で不思議なことが起きた。
ある人物から休憩時間に見るテレビのCMや貸し出し用の本を通じ、メッセージが送られてくるようになった。
出所後に再び小説を書き始め、京アニに長編と短編を応募した。
長編を応募した日、監督がブログを更新した。
その内容を見て、監督が自分の作品を読んだと分かった。
落選したが、被告は闇の勢力が仕組んだものだと思った。
3カ月後、監督のブログに自分の小説のアイデアが書かれていた。
被告は「闇の勢力と京アニが一体となって自分に嫌がらせをしている」と思い、混乱した。
闇の勢力との関わりを絶ちたいと思い、2018年1月、小説のネタをかき集めていたノートを燃やした。
2018年11月、テレビを見ていると、京アニの「ツルネ」という作品が放送されていた。
被告は「これもアイデアが盗まれていたのか」という感情になり、闇の勢力と京アニからはどうやっても逃れられないともがき苦しむようになった。
2019年2月には、他人との関わりを絶とうと通院をやめ、翌3月には訪問看護にも居留守を使うようになった。
スマートフォンも解約した。
6月に大宮駅前で大量殺人を計画。
事件を起こすことで「京アニも闇の勢力も思い知るだろう」と思ったが、未遂に終わった。
事件4日前の7月14日、隣人とトラブルになり相手の胸ぐらと髪の毛をつかみ「失うものはない」と言った。
翌日、闇の勢力と京アニを消滅させるために京都へ向かった。
(毎日新聞)
公判では
周囲に悩みや人生を相談する人はいない
すべて自分で問題を片付けていた と
被害者の質問に対しこう語っている。
2023年10月23日 第13回公判
起訴前精神鑑定
専門医 (大阪赤十字病院精神神経科の和田央医師)の証言
妄想性パーソナリティー障害 がある
極端な他責思考
誇大な自尊心
不本意な人間関係に不満を抱き、攻撃的になる
との三つの性格傾向を指摘。
両親の離婚や父親からの虐待
「お前は大物になる」とした父親の発言
体調不良でも休まず高校を皆勤で卒業した成功体験などが影響したと分析
「被害感を抱くのに十分な状況があると他人のせいだと思い込むようになった」とし
「独善的になりやすく共感性が欠如し、不満が内部で修正しないまま膨らみ、攻撃的な態度に転換した」と説明
(時事通信より)
2023年10月24日 第14回公判
大阪赤十字病院精神神経科の和田央医師は被告の性格も分析。
両親の離婚や父親からの虐待、アルバイト先での理不尽。
自分ではどうにもならない経験が「被告の性格形成に影響を及ぼした」。
その結果
何かあると他人のせいにする「極端な他責傾向」
自分が特別だと思う「誇大な自尊心」
やられたらやり返す「攻撃的態度」-につながったと指摘。
その上で被告の妄想について「行動の結果、後付け的に生じている」とも断じた。
「闇の人物」に責任転嫁
被告はこれまで、法廷で何度も「闇の人物」に言及。
京アニの小説コンクールに応募した作品の落選に関与したと主張し、放火事件そのものは闇の人物へのメッセージだったとも訴えている。
一連の発言について、被告が持つ、闇の人物への印象は
コンクール落選を機にネガティブに変化したと考察。
小説の落選を闇の人物に責任転嫁した上で
「自尊心の充足のため被害的な妄想に変化している」。
また闇の人物に関する妄想が、被告の行動に影響したとは認められないと明言した。
(産経ニュース)
2023年12月7日 検察 死刑 を求刑
京都地方裁判所で開かれた2023年12月7日の裁判で、
検察は、
「京アニに筋違いの恨みを持った復しゅうで、日本刑事裁判史上、突出して多い被害者の人数と言える。
強固な殺意に基づき計画的に事件を起こし、ガソリンを使った放火の危険性は十分に認識していた。
被害者が逃げても猛スピードで煙などが追ってきて、
まさに地獄のような恐怖や無念さは察するにあまりある」と主張しました。
そのうえで、
「京アニに作品を盗用されたという妄想が動機の形成に影響したが、限定的で極刑を免れる要素にはならない。
遺族や被害者の苦しみや悲しみはあまりに深く処罰感情もしゅん烈だ」と述べ
被告には事件当時、完全な責任能力があったとして死刑を求刑しました。
判決は2024年1月25日
裁判員裁判の判決公判が京都地裁で開かれ
増田啓祐裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。
最大の争点となっていた被告の刑事責任能力については
「心神喪失でも心神耗弱でもなかった」として完全責任能力を認定した。
判決で増田裁判長は、被告の妄想が動機につながっていることを認定。
起訴後に精神鑑定を行った医師の意見を踏まえ、被告が妄想性障害だったことも認めた。
そのうえで被告の性格について
「独善的で猜疑心が強く、攻撃的な性格傾向を有していた」と指摘。
京アニへの恨みから放火による大量殺人を選択したのは、
被告の攻撃的な性格傾向に基づいており、
犯行自体に「妄想の影響はない」と判断した。
産経ニュース より
2024年1月26日 弁護士が控訴
裁判所によりますと
弁護士が判決を不服として控訴したということです。
被告の弁護士はこれまでのところ取材に応じていませんが
裁判では、被告は重い精神障害により責任能力はなかったとして
無罪を主張していました。
NHKニュース より
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